少ない富豪を相手にするほうが楽に稼げる世界 vs 多くの貧民を相手にして忙しく稼げない世界
それをお金で買いますか 市場主義の限界のコンシュルジュドクターの例 p44より引用
コンシュルジュドクターとお金を払う顧客にとって、コンシュルジュ診療は申し分のないものだ。医者は1日に30人も診察する必要はなく8〜12人ですむうえ、金銭的にも得をする。
経済的余裕のある患者にとって、急がなくても取れる予約と24時間対応の医療サービスは、代価に見合う贅沢である。
もちろん、その短所は次の点にある。少数の人びとのためのコンシュルジュ診療は、別の医者のぎゅうぎゅう詰めの患者名簿に、ほかのすべての人を押し込むことで成り立っているのだ。
全医者がコンシュルジュドクターになってしまうと、お金がない人は医療を受けられずに死んでしまう世界がやってくる
それはお金を持つものによる実力主義社会でなく、運ゲーの始まり
お金を稼げるかどうかは運次第であり、お金で買えるものが増えれば増えるほど人生の運ゲー要素が強まる
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論のように、社会に必要なことをするエッセンシャルワーカーは給料が少なく、その人達が生き残れなくなる社会になると、不味い予感
山火事と蓄積リスクを感じる